1.久留米医師会の変還
・親睦研究団体
明治10年久留米町と近傍の大石、白山、梅満村の在住開業医により来目(くるめ)医学協会が作られた。
・医師組合時代
明治16年福岡県規則「開業医組合設置法」制定に準拠し、御井・櫛原・山本3郡医師組合設立。
明治22年久留米市制施行に伴い御井・櫛原・山本3郡医師組合を離れ久留米市医師組合を創立。
これを久留米医師会起点と見ることができよう。後に久留米医会と改称。
・省令医師会時代
医師法交付、福岡県令による医師会規則施行細則の制定により、明治40年に久留米市医師会の設立が県知事名で認可された。
・法定医師会時代
医師法の第3次改正に伴い、従来任意設立であった地方医師会が強制設立となり大正9年に法定の久留米医師会が誕生した。
・県医師会支部時代
太平洋戦争(第2次世界大戦)に突入し官製医師会と改組され、久留米医師会は昭和18年福岡県医師会久留米支部となった。
・社団法人時代
戦後官製医師会は解散し、昭和22年、民法34条により社団法人医師会が出現。その後GHQによる旧役員の追放騒ぎがあり、新生久留米医師会もいったん6月に成立し、12月にこれを解散、役員を改選して新発足した。
2.歴代会長
初代 | 陶山 成器 | 明治22年~ |
2代 | 中山 元琳 | 明治33年頃~ |
3代 | 三原 亘 | 明治38年頃~ |
4代 | 永松巳之吉 | 大正4年~ |
5代 | 土肥 生 | 大正9年~ |
6代 | 永島 太朗 | 昭和2年~ |
7代 | 三池 重作 | 昭和4年~ |
8代 | 本間 一郎 | 昭和17年~ |
9代 | 楠 正人 | 昭和22年~ |
10代 | 山川 孝吉 | 昭和29年~ |
11代 | 槇 哲夫 | 昭和35年~ |
12代 | 井上 伝 | 昭和41年~ |
13代 | 石橋 大和 | 昭和49年~ |
14代 | 牛島 茂雄 | 昭和61年~ |
15代 | 村岡 伸也 | 平成2年~ |
16代 | 田中 幹夫 | 平成10年~ |
17代 | 丸田 宏幸 | 平成16年~ |
18代 | 津村 直平 | 平成20年~ |
19代 | 北里 誠也 | 平成24年~ |
20代 | 田中二三郎 | 平成30年~ |
21代 | 植田 省吾 | 令和4年~ |